Ubuntu 11.10 Server でPPTPサーバを構築

先ほどのUbuntu 11.10でOpenVPNをやるのが面倒なので、PPTPサーバを立てた。


pptpd のパッケージをインストールするとPPTPサーバを作れます。


sudo apt-get install pptpd

今回のPPTPサーバは、ホームゲートウェイの内側にある 192.168.45.17 をEthernetに設定したサーバで、このような設定を実施。


/etc/pptpd.conf の内容は下記の通り。


option /etc/ppp/pptpd-options
logwtmp
# Local の Ethernet に割り当てたIPアドレスを localip に
localip 192.168.45.17
# PPTPクライアントに割り当てるIPアドレスの範囲を 192.168.45.128 から
# 192.168.45.159 に設定
remoteip 192.168.45.128-159

/etc/ppp/pptpd-options の内容は下記の通り


name pptpd
refuse-pap
refuse-chap
refuse-mschap
require-mschap-v2
require-mppe-128
proxyarp
nodefaultroute
lock
nobsdcomp

/etc/ppp/chap-secrets の内容は下記の通り。 username, password のところは適宜修正を。


# client        server  secret                  IP addresses
username pptpd password *

あとは IPv4 の Forward ができるように、sysctl コマンドで設定


sudo sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1

/etc/sysctl.conf にもこの内容を設定


net.ipv4.ip_forward=1

あとは service pptpd restart をすれば完了。


ホームゲートウェイの内側にLinuxサーバを置いており、これでPPTPサーバを構築する場合には、PPTPが利用するパケットの GRE/IP などをPPTPサーバに転送するような設定が必要。 今回はPPTPサーバをDMZホストとして設定してたので、これを利用した。


ホームゲートウェイの設定


DMZを利用せずに特定のパケットだけをPPTPサーバに転送したい場合は tcp の 1723 と GRE を転送するように設定してください。 って話を 約3年前にも書いていました。 当時は Ubuntu 8 でしたか。

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