開高健「最後の晩餐」

開高健さんの「最後の晩餐」を読み終わりました。 お風呂の湯船に浸かりながら読んでおりました。


この文章が書かれたのが、いまから30年ほど前のようです。 出だしから香港・中国好き、といったことが伺え、今の私の興味とマッチし、面白く読ませていただきました。 ときどきグロテスクなことが書いてあったりしますが、全体を通して、美味しく感じることと食欲についての関連性を常に意識させられます。 例えばルイ14世時代の王宮での食事を再現してみたり、一流の素人料理をやってみたり、中華料理の精進料理をやってみたりと、十分に豊かになった現在の日本人が読んでも、ほほ~っと思う内容がたくさんあります。


この本を読んで、グルメな人っていうのは何でも(多種類)よく食べる人のことを言うのかな、と思いましたよ。


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