坊っちゃん - 夏目漱石

坊っちゃん (新潮文庫)(夏目 漱石) 松山に行ったときに、至るところで「坊っちゃん」にちなんだものが多いので、夏目漱石の小説「坊っちゃん」で松山をどのように書いているのか気になったので読んでみた。 内容としては、田舎の中学校の先生として赴任したがろくなことが全くなかった、ってことなんだろう。 道後温泉周辺のお土産屋さんで坊っちゃんとマドンナを扱ったものなどがあるが、マドンナなんて小説の中で一瞬しか出てこないじゃないか。(笑)


「事実は小説より奇なり」なんて言うので、実際はもっとすごいストーリがあったのかもしれないのですが、松山の観光名所とかで夏目漱石や「坊っちゃん」を取り上げるのは、度が過ぎているのではないかと思う次第。 夏目漱石は松山の印象が悪いのかもしれないけど、松山の人にとっては夏目漱石の印象がよいのでしょうかね。


住んでいるときには最悪と思っている場所でも、離れるとその良さを感じることはあるからなぁ。 例えば僕の場合だと高知とか京都とか。 道後温泉本館に「坊っちゃんの間」という夏目漱石にちなんだものを展示している部屋があるのですが、そこにある松山滞在時の記録を見ると「こんな田舎イヤだ、はやく東京帰りたいよ〜」って言っているように読めたのですが、夏目漱石は時間がたって離れてみて良い思い出になってから「坊っちゃん」を書いたのですかね。

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