損益を気にする今日この頃
ある時には「そんなに焦って損益を考えなくっても」といってみたり、また違うときには「損益考えろよな」って思ったり。
「今は直近の損益分岐を考える時期ではなく、将来損益分岐がやってくるようなシナリオを立てる時期なのでは」と提案したのが一件。 かつて一緒に仕事していた人が、まだビジネスモデルにもいろいろなパターンがあるような新しいネタに取り組んでいて。 彼らのまとめた企画書がふらっと横井の目にとまって、その内容があまりにも短期的に収益上げますみたいなシナリオが書かれていて。 あまりにも不自然に思ったので、なぜそんなことになったのかって話を聞くことに。 理由は上司やら上層部がさっさとやれみたいなこと言ったらしいのですが、システムはまったくなっていない状況だったり収益源もチグハグだったりするので、これで満足できないっすよね?って感じに話をしたり。 ただ将来的には新しい商材となりそうなので、短期的なことだけでなく長期的なことを考えて行動して!なんて応援してみたり。 残念なことに現状の自分では応援するまでしかできないんだよね。 横井は口を動かすのは得意なんですけど。(笑)
損益考えろよな、と思ったのが某プロジェクト。 プロジェクトの期間の終わりだけは決まっていて、そこまでに動くものを作らなければという状況で、システムの設計を変えなきゃいけないじゃんというのがプロジェクト終わりの1ヶ月程度前に発覚。 1回目の変更したところ処理能力足りないとかで設備追加。 というのはありがちなパターンですね。
そのシステムの設計変更で導入した物がどのぐらいの金額か知りませんが、そのプロジェクトの完成物によって得られるメリットと、それに対する期間あたりの償却額や費用って考えているのでしょうかね。 なんだか最近の意思決定を見ていると、プロジェクトの期間を守ることだけが念頭に置かれていて、その理由が社内と自分たちの関係を保つといったような保身のためになっているように見えるのはですが。 保身するのは結構ですが、それって仕事としてどうなのでしょうかね。 このまま放置すると、2年後とかに節税対策すら超えた割高な繰延資産が残るだけな気がするんですが。 「2年後のことなんて知らね〜」っていっても仕事になるあたりがサラリーマンやめられない理由だったりするんですけど、あまりにもサラリーマン的無責任を目の当たりにすると、ちょっとアホらしく感じます。
なんだかみんな目先のことしか見ていないように見えるんですけど。 会社が目先のことばかり追いかけて、業界1位だったものが2〜3年後にどうなるかなんて知ったことではありませんが、せめて自分の中長期的な目標というか理想像の候補ぐらいは自分で固めておかないと、ですね。 予想通りではありますが、キャリアパスなんて会社が提示するような時代ではないですから。
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