Lenovo V15 Gen 4 の液晶パネルをIPSに交換してみる。

交換中の液晶パネル


先月末の年度末に、年度末特価のPCのお話があり、Lenovo V15 Gen4を購入しました。速度などは申し分ない程度に良かったのですが、液晶パネルがTNなのか視野角が狭く、大画面であるが故に常に何処かが暗く見える有様。

交換前のパネル。燻んで見える。


特にWindowsパソコンの液晶パネルはいくつかの規格となって出回っているため、自分で部品を探して交換できるという話を聞いたので、挑戦してみました。

まとめ

部品注文時の注意


いくつかのYouTube動画などを見ながらパネルを選定方法を知って、パネルを選んでみましたが、最初に注文したパネルはパネルの周りに金具がついていたり外郭の幅が違ったりして適合しませんでした。分解中にパネルの幅を測定して、そのサイズにあった300mmぐらいのパネルを再度注文しました。
ということで買い間違えたパネル1枚は使い道を失いました。どこかに液晶テレビ1台があったから、それの交換にでも使ってみようかな。(っと思ったらeDPのピン数が違うとかでハマっている)

必要な工具


必要そうな工具は、これらのものでした。
  • 精密ドライバー
  • スマホ分解用の、ギターのピックみたいなプラスチック板。
  • 部品収納するケース。磁石もあると便利。
  • カッターナイフ。ベゼルで引っかかる爪を削ります。
  • 液晶パネルを固定する両面テープを引き抜くためのピンセットと、巻きつける割り箸みたいなもの。

おおよその手順

分解の手順はLenovoの場合はLenovoのサイトで英語で書かれています。この手順を参考にすれば分解できると思います。 裏蓋を開けたら、真っ先に電池の配線を外すところからスタートですね。

取り外したネジは無くさないように器に入れていきたいのですが、今回はさらに紛失対策で磁石でネジを止めておきました。磁石によって取り出しにくいネジなども引っ張り出せたりするので便利です。

裏蓋を外したら、外すコネクタの写真を撮りましょう。 WiFiの同軸コネクタは、どっちがどの線なのかの記録を撮った方が良いです。液晶パネルへのデータ通信をする平型コネクタは、向きがわからなくなるので写真を撮っておきましょう。 コネクタ類は爪を立てると締め付けが緩くなるものもあったり、ただ引っ張れば良いものもあります。マニュアルなどを読みましょう。




液晶のベゼルの取り外しには、プラスチックの板を用いましょう。ベゼルと液晶パネルの間が両面テープで固定されています。

液晶パネルの裏側には eDPのコネクタがあるので、金属のコの字のクリップを立ち上げてコネクタからケーブルを外します。

あとは交換用の液晶をeDP接続し、各所仮接続して動作確認してみましょう。動作確認がOKならば、位置合わせながら貼り付ける具合です。





最後にベゼルを戻すのですが、液晶パネル周りの両面テープなどで重なった部分などを削って厚みを減らしたりしながら、貼り付けてください。





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