損得勘定による意志決定とパワーバランスによる意志決定

なんとなくいろいろと見ていて思った。


意志決定において、何を判断基準にするかってところで、損得勘定をした上で意志決定される場合と、パワーバランスで意志決定される場合があるだろう。 たとえば、複数のすべきことがあって、どれから着手すべきかってところで、損得勘定で行う場合とパワーバランスで行う場合とがあるだろう。 ほかにももっといろいろな要素をファクターにすることもあるが。


損得勘定での意志決定は、「この仕事を先に行えば、売り上げや利益によい影響を与える」といったような意志決定。 パワーバランスで意志決定は、「Aさんがホゲホゲって言っているので、それを優先する」みたいな意志決定。


損得勘定で意志決定をすると、短期的には利益に結びつく可能性が高いが、長期的に見ると、方向性を失っていたり、長期的利益に結びついているかといった点で反省すべきところがあるのかもしれない。


パワーバランスで意志決定をすれば、組織内では円満におさまるかもしれないが、それが利益に結びつくのかどうかって言った点ではダメダメな結果になるのかも。


きっと理想としては、損得勘定もしつつパワーバランスも見つつ、という意志決定を行わなければならないだろうが、傍から見ているとどちらかに偏って意志決定する人が多いんだなと思う。


一番よくないのは、損得勘定にしろ、パワーバランスにしろ、なにも決定要素を設定せずに、ただナァナァと意志決定することだろう。 その決定に至った合理的理由がないわけだから、自ずから結果はダメダメな方向に向かう、と。

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