読了: 遠藤諭「計算機屋かく戦えり」

遠藤諭「計算機屋かく戦えり」の改定前のものを読了。 大学生時代に購入し、先日の引越し荷物整理時に発見し、捨てずに香港まで持ってきた。 読み終えるのに結構時間がかかりました。 学生時代に比べて業務経験などによってコンピュータの歴史とかチョットは詳しくなり、前提知識が増えてから読み返すと、イロイロと理解しやすい部分があり、また新鮮。内容としては、戦前〜戦後の計算尺からIntel 8080の嶋氏あたりまでのストーリがまとまっている。

この本の初版が1996年なので、すでに17年経過している。 2013年の今になって読んで時代が変わったなぁと思うところは、通産省による電算メーカーの3グループ化によって、日本が世界で数少ないIBMがシェア首位でない国となったことを評価しつつも、例えば富士通+日立連合によって独自OSや規格などの開発が事実上閉ざされたところだろう。 今日においては日本では独創的なソフトウェアの開発なんてチットモ行われないと思っている人たちが多いかと思うのですが、その原因というか芽を摘んだのが通産省の当時の政策だったと仮説をたてると、当時の通産省の政策を戦犯扱い出来なくもないよね。 IBMの進出を阻んでガラパゴス作って…っていう筋があったのかもねと。 歴史の評価って時間とともに変わるのですが、面白い感じに分かりやすいケースかなと。

あの当時の日本は、今よりもっとイノベーティブだったんだろうなぁ。

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